神の数式、というと連想されるのは数学やら物理になるだろうけれど、僕はそうではない数式を解きたい。つまりそれは三十五才の主人公が茨城に戻り、実家に行く為に待っていたバス、やってきたバスの車番が1237であったこと。あるいは土浦駅に向かう途中に乗り込んだタクシーのナンバーが73番であったこと。僕が解きたいのはこういった数であり、それを物語によりたい。人は人のツラを被った宇宙であると無善菩薩。ちなみに写真は猫のツラを被った牛。驚くほどバックします。